そもそも、O脚やX脚などの脚の歪みの大分部は股関節の動きに関わっています。そのため、股関節をほぐすと脚の骨の位置が自然と整い、膝頭も前を向き、脚全体の“見た目”が整っていきます。また、骨盤まわりの筋肉がほぐれると、リンパ液が流れて、むくみが解消され美脚に!そんな今回は、確実に太ももを細くする方法・即効体操と題して、“股関節の硬さ”をほぐすだけの簡単エクササイズをご紹介します。
股関節開き / 基本編
痛くないのに、抜群の効果あり!確実に股関節が柔らかくなる椅子開脚。
まずは基本の開脚を!脚を振って前後左右と自在に動かせないなら、股関節がほぐれていない可能性大。お尻の臀筋群、骨盤外側にある回旋筋群などにアプローチして、股関節の硬さのリセットから始めよう。
椅子開脚の基本姿勢
深く座れる椅子を使い、腿から膝は座面で安定させ、できるだけ膝を180度近く開脚。足先は膝と同じ方向の外側に向けます。あえて反り腰気味の背中のラインをキープしながら、上体をゆっくり倒します。どこまで倒せるかによって、股関節の硬さも同時にチェックできます。
椅子開脚エクササイズ
1. 肩の力を抜き、基本姿勢の上体からゆっくり前に上体を倒します。呼吸は自然に。
2. 背中が丸まらないよう注意しながら、さらに深く上体を倒します。
3. 90度に折り曲げるように、さらに深く。キツイ時は両手で体を支えても大丈夫です。
※やや“反り腰”気味の姿勢で、背中のラインをキープしながらゆっくり上体を前に倒すと、股関節や骨盤まわりの筋肉をまんべんなく刺激できます。背中が丸まってしまうと、股関節を効果的に使えなくなるので注意。
股関節開き / レベル別編
股関節をほぐして、自由にする。段階別、開いて整える訓練法。
自分の股関節の硬さを確認したら、適度な負荷をかけつつ柔軟性をレベルアップ。腸腰筋や臀筋群など、身体を支え、動かす筋肉を目覚めさせ、本来の力を発揮させましょう。
LEVEL 1
カチコチ腸腰筋伸ばし。
うつ伏せに寝て、ひじから先は床につけたまま上体を起こします。みぞおちは床につけたままで行わないと腰を痛めるので要注意。
股関節開きワイパー。
仰向けに寝て、両足は軽く開きます。足の付け根に両手を置いた状態で足を閉じたり開いたり。次に両足が同じ方向を向くように動かします。
LEVEL 2
股関節を押さえて開く、片足開脚。
両足を軽く腰幅に開いて立ちます。両肘を曲げ、手は腰に。腰骨の上に親指を置き、4本の指は股関節の上に。背筋は伸ばした状態。
片脚の膝を直角に上げ、膝の高さと角度をキープして横に開きます。ゆっくり開閉を10回繰り返したら、反対の脚も同様に行います。
LEVEL 3
夢の180度開脚に近づく、お尻引き寄せ。
両足の裏を合わせて座り、両手で両足をつかみます。骨盤がしっかり立っているか確認。背筋を伸ばして、視線は真っすぐ前に。
手でつかんだ両足を前に出し、座骨を床につけたまま勢いよくお尻を足に引き寄せます。姿勢が崩れない範囲内で10回行います。
股関節ほぐしの実感の目安
本当に美脚になっているの??不安な方は以下の実感の目安を参考にしてみてください。
ほぐした直後に・・・
・お尻のコリがほぐれ、股関節が開くようになった。
・脚全体のダルさが取れスッキリに!
眠る前にほぐすと・・・
・脚の冷えが解消!
・翌朝は快便!
毎日続けると・・・
・膝頭が前を向いてきます。
・O脚やX脚が真っすぐに!
この記事へのコメントはありません。